一日中明るい家の正しいつくり方

更新日:2月16日

明るく解放感がある家にするためには、

カーテンを閉めなくてもいい窓をつくりながら、

窓から入ってくる光を

家全体に拡散させないといけないのですが、

残念ながらほとんどのお家が、

そうはなっていません。


例えば、本来キッチンは、

朝からずっと明るくあるべき場所なのですが、

北に配置されがちな上、

小さめの窓を付けがちであることから、

薄暗く、電気なしでは

居られない場所になってしまいます。


また、大きな窓をつけることが

当り前のリビングも、

日光がたっぷりと降り注ぐ

明るい場所のように思いますが、

外から丸見えになってしまうことと、

日差しが眩しすぎること、

そして、暑くなり過ぎることから、

遮光カーテンやシャッターを閉め切ってしまい、

電気なしでは居られない場所となってしまいます。


そのため、家全体を、

まんべんなく明るく保てるようにするために、

どんな土地でも、

単純に南の方向に大きな窓をつくるのではなく、

敷地に合わせて、光の採り込み方を

変えるようにしないといけないんですよね。



☑狭小地でも朝から安定した明るさを保つ方法


こちらのお家は、南側接道の

日当りが良い土地に建っているのですが、

その道が比較的交通量が多いため、

単純に南に大きな窓をつくってしまうと、

外から家の中が丸見えになってしまいます。




そのため、あえて1階の南には窓をつくらず、

リビング上部に吹き抜けをつくり、

リビングダイニングキッチン全体に、

光を届けるようにしました。




☑”吹抜け”のデメリットとメリット


しかし、吹抜けをつくると、

熱がそこに逃げることで、

リビングが寒くなりそうな気がして、

それを理由に諦めようとしている方も、

決して少なくないのではないでしょうか?


ですが、そのネガティブな側面は、

仕様する断熱材や断熱と気密の強化、

それから、廊下をはじめとした

無駄なスペースを最大限にカットすることで、

家を最小限の大きさに出来れば、

大幅に緩和することが出来ます。


そして、吹抜けから得られる

素晴らしい恩恵を

たっぷりと享受することが出来ます。


まず、こちらの住まいは、

朝から夕方までずっと、

吹抜けの窓から光が入り続けます。

光を遮断するものが何もないですからね。


朝は、東から入ってきた光が、

吹抜けの西側の壁に反射し、

反射光として室内へと拡散していきます。


昼間は、室内にたっぷりと光が降り注ぎます。

とりわけ、太陽高度が低くなる冬は、

奥のキッチンの方まで、

深く光が射し込んで行くので、

北にあるキキッチンが明るく暖かい場所になります。


夕方は、西から入ってきた光が、

吹抜けの東側の壁に反射し、

反射光として室内へと拡散していきます。


このようにして、こちらの住まいは、

リビングダイニングキッチンを、

1日中安定的に明るく保つことが出来る

というわけなのです。


明るいだけじゃなく、

解放感もたっぷり感じられますしね。


また、熱が逃げるというネガティブな側面も、

その余熱が伝わると考えれば、

決してネガティブなものではなくなります。


例えば、こちらの住まいは、

寝室を吹抜けに面してつくっているのですが、

おそらく、冬寝に行くとき、

リビングからの余熱が寝室に伝わっていることで、

大なり小なり寒さが緩和されることでしょう。


吹抜けに面する部屋が子供部屋の場合も、

親と子供がお互いの気配を感じやすくなるため、

使ってもらいにくい2階の子供部屋を

子供たちが使ってくれやすくなる

かもしれないですしね。


つまり、吹抜けをうまく利用することで、

結果的に、家全体を無駄なく使うことにもつながる

というわけですね。


いかがですか?


アパートや実家のように、

薄暗い家は絶対に嫌だなー

絶対に明るくて暖かい家にしたいなー

もし、あなたがそうお考えであれば、

「家にはカーテンがあって当たり前だ」

という固定概念と、

「常に一番南には大きな窓をつくるべきだ」

という固定概念を、

一旦リセットしてみていただければと思います。


最新記事

すべて表示

住宅ローンの考え方 その2

住宅ローンには、 変動型と固定型の商品がありますが、 このどっちが良くて、 どっちがダメだということはありません。 その理由は、変動にせよ、固定にせよ、 メリットとデメリットの両方が存在し、 どのメリットを享受し、 どのデメリットを回避すべきなのか?は、 借りる人の状況によって異なるからです。 ですが、1つ言えることは、 選ぶべきじゃない商品は、 絶対に選ばないようにすべきだということです。 例え

住宅ローンの考え方

同じ金額を銀行から借りるとして、 単純に、その毎月の返済額が、 75,000円になるのと80,000円になるのでは、 一体どちらの方を選ばれますか? また、返済負担が高い80,000円を選んだ場合、 家づくりにかけられる予算が、 75,000円の場合より数十万円減ってしまうとしたら、 それでも80,000円の返済の方を選びたい と思われる方はいらっしゃるでしょうか? もちろん、この質問を聞いただけ

悪い土地ほど良い家が建つ?

土地取得コストを出来るだけ抑えるためには、 他のみんなと同じように土地選びをしたのでは、 100%不可能です。 つまり、そうしようと思えば、 みんなとは真逆の考え方で 土地選びをした方がいいということなのですが、 今回もまた、その非常識な考え方について お伝えしていきたいと思います。 では、前々回の「土地の日当たりにこだわらない」、 前回の「無駄に広い土地を買わない」、 に続いて、3つ目の秘訣をお